コア技術01
FESP(Fine Expression Screen Printing)は、SANWAが独自に開発した高精細スクリーン印刷技術です。この印刷技術により、高精細な表現が可能。また印刷面に細かな凹凸を付けることで、見た目の美しさだけでなく手触りが感じられる特殊仕上げも可能。木目調やレザー調などの自然素材をよりリアルに再現します。詳しくはこちら
コア技術02
フィルムインサート成形とは、シルクスクリーン印刷を施したフィルムを射出成形金型にインサートし、そこへ樹脂素材を流し込んでフィルムと一体成形させる製造技術です。加飾と成形を同時に行うことにより、複雑な曲面形状をもつ製品や大型部品などにも対応が可能。成形金型の設計と製造にはじまり、成形用フィルムの印刷、樹脂射出成形など複数の工程において技術力を高め、SANWA独自のノウハウを結集させた技術です。家電業界や自動車業界において、機能性とともに、デザイン性の高さや上質感が求められるこれからのモノづくりに、大きな可能性を秘めています。
コア技術03
異なった種類の樹脂や、異なる色の樹脂同士を同時に射出成形してひとつの製品に仕上げる技術です。2色成形では2台の金型が使われ、それぞれに求められる精密度が高い上に、成形条件設定量にも熟練の技が必要。大型部品の製造にも対応するため、国内ではほとんど使われていない800tの二色成形機を導入しています。さらに2色成形によるフィルムインサート成形となると、生産工程の難易度が格段に上がり、競争力が高まる大きな強みです。
コア技術04
樹脂素材に金属のような質感を加飾するのが、蒸着・スパッタリングの技術です。真空状態の機械内で、ナノレベルの非常に薄い金属膜を成形素材上に形成させていきます。樹脂成形品表面に付着させていきます。外部の環境の影響を受ける繊細な技術のため、製造環境を厳密にコントロール。求められる製品の特性によって、蒸着かスパッタリングのどちらが最適かを見極め、工程に組み込んでいます。軽くしなやかな成形部品に、美しい光沢や艶を施すこの技術は、クルマの顔ともいえるエンブレムに多く採用。国内外の自動車メーカーから支持を得て、高いシェアを誇っています。
コア技術05
樹脂素材のクリアな質感を活かす透明樹脂加飾は、樹脂内の異物混入はもとより、些細な不具合も許されない実に条件が厳しい技術です。2色成形に採用されることも多く、SANWAでは美しい透明度を誇るために、きめの細かい品質管理を徹底しています。製品のデザイン性をいっそう高め、より深みのある表現を可能にする技術です。
コア技術06
成形とともに、付加価値の高い高度な塗装技術を持っていることがSANWAの特長。ピアノブラック塗装、クリア塗装、高輝度塗装、マスク塗装など、さまざまな技術を有しています。なかでも高級感のある美しい艶が特長のピアノブラックは、自動車業界だけでなく他分野からも注目の塗装技術。空中に漂うわずかなゴミが不良品の原因になることから、湿度のコントロールなどと合わせて、厳密な管理を行っています。
SANWAなら、コア技術をもとにさまざまな工程と技術者の経験・知見を組み合わせた、オーダーメイド感覚のモノづくりが可能です。技術者一人ひとりが工夫を重ねて得た大小さまざまな技術が、ほかではマネのできない独自ノウハウとして社内に継承されています。まるで手工業のように感性豊かな良品を、機械化された工場で確実に量産する、それがSANWAのオリジナリティにつながっています。
[シリンダープレス/半自動印刷機/成形印刷機]当社の創立時からある工程で、ポリエステルやナイロンなどの繊維で作られている版を使用する特徴のある印刷工程です。版の上にインクをのせ、スキージと呼ばれるヘラ状のもので版の微細な穴の開いている部分にインクを押し出し、フィルムに付着させる原理を用いています。
フィルムを必要な形状でカットする工程です。トムソン刃と呼ばれる刃を用いた型を使用して、フィルムをカットします。
プレス機を使用し「抜き」「曲げ」「絞り」など、さまざまな加工ができます。また樹脂フィルムや金属版などにも加工が可能です。
[フィルムインサ―ト成形/フィルムインモールド成形/2色成形・透明材料成形/その他一般成形]プラスチック製品を製造するのに最も多く用いる成形方法です。ペレットと呼ばれる樹脂の粒をシリンダーと呼ばれる加熱筒で融解させ、スクリューで金型に注入し、冷却して成形します。
2種類の樹脂を同時に成形できる2色成形機も保有しています。
[ ロボット塗装/スピンドル塗装]プラスチックの成形品を加飾するのに多く用いる工程です。エアーを使って塗料を霧状に微粒化させて吹き付ける方法です。ロボット塗装や、製品を回転させながら塗装するスピンドル塗装と呼ばれる方法も行っています。
YAGレーザー機とCO2レーザー機の2種類を保有しています。YAGレーザー機は、塗装したプラスチック製品の塗装膜を意匠形状に除去する装置で、主に夜間照明など光を透過させる製品の製造に使います。また、CO2レーザー機は主に樹脂成形品を必要な形状に切断するために用います。
真空状態で金属材料を加熱することにより、気体状の金属が樹脂成形品の表面に金属膜を形成します。膜厚をコントロールすることで、ハーフミラー加工にすることもできます。
真空状態でプラズマ化されたアルゴンをターゲット(金属材料)に当てて金属原子を飛ばし、樹脂成形品の表面に金属膜を付着させる工程。蒸着より密着が強く、膜厚が薄いことが特徴です。
印刷したフィルムまたは金属板の上に特殊で透明な樹脂を盛る工程です。エンブレムなどに使用される技術で、銘板に立体感を与えます。使用する樹脂は、鉛フリーで環境にやさしい材料を用いています。
プラスチック成形品に使用可能なインクを用い、通常のインクジェットプリンターと同様の原理で印刷します。意匠データを直接印刷することができ、小ロット印刷や1工程で多色印刷することも可能です。
印刷されたフィルムまたは金属を蒸着したフィルムを用いて、成形品に転写する工程です。シルクスクリーン印刷では難しい、平面以外の成形品にも加飾することができます。
金属の版に付着したインクを、パットと呼ばれるゴム状の転写体に転写したのちに、成形品に印刷する工程です。パットは主にシリコンゴムが使用されており、パットに付着している間に溶剤が揮発して成形品の表面に印刷する原理になっています。
スクリーン印刷 |
トムソン |
プレス |
射出成形 |
塗装 |
レーザー加工 |
蒸着 |
スパッタリング |
ポッティング |
インクジェット |
ホットスタンプ |
パット(タンポ)印刷 |
金型製造 |
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(株)三和スクリーン銘板 | ● | ● | |||||||||||
(株)三和スクリーン銘板 愛西工場 | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||||
(株)三和スクリーン銘板 東川工場 | ● | ● | |||||||||||
(株)三和スクリーン銘板 美和工場 | ● | ● | ● | ● | |||||||||
(株)三和スクリーン銘板 静岡工場 | ● | ● | ● | ● | |||||||||
(株)三和スクリーン銘板 美濃工場 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||
(株)三和スクリーン銘板 千葉工場 | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||||
(株)原ネームプレート製作所 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||
(株)原ネームプレート製作所 関東工場 | ● | ● | |||||||||||
(株)プラバンス | ● | ||||||||||||
SANWA SCREEN (M) SDN.BHD.(マレーシア) | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||
S.A PRECISION CO.,LTD.(タイ) | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||
上銘塑模(上海)有限公司(中国) | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||
PT.SANWA SCREEN INDONESIA(インドネシア) | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||
SANWA SCREEN MEXICO S.A. DE C.V.(メキシコ) | ● | ● |